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ヴィンテージ?シリーズ第2回です。ヤナギサワのテナーサックスですが、かなりの年代物が入荷しました。製造番号の上には「300」と書いてあり、型番が「300」ということがうかがい知れました。全オーナーの話ですと40年以上経過したものだそうです。キーガードの造りなど、見るからに初期のものだとはうかがい知れましたので、資料をあさりながら検索してみました。しかし、型番「300」というものが存在しません。年代からするとヤナギサワ創設時の「T-3」という年代に該当しますが写真等が存在しないため、判別することが出来ませんでした。「T-3」の次に作られたアルトサックス「A-3」の写真は入手できましたので比較したところ、キーガードのつくり等かなり似ていました。
そこで、ヤナギサワ本社に確認したところ、当時「T-3」は型番の刻印に「300」として出荷していたそうです。というわけで、こちらのテナーサックスはヤナギサワ創設時に最初に出たモデル「T-3」ということが判明しました。「T-3」の製造年代は1953年-1965年で、歴史的に大変貴重な機種です。。ヤナギサワ工場にはいままで製造された機種を保管・展示してある部屋がありますがこの機種はそちらに保管されていないそうで、もしかしたらそこに保管される…? かもしれません。
創業当時は4名の職人で製造していたらしく、出荷本数もそう多くなかったようです。1955年当時の値段は55,000円でした。
もしかしたら、これをご覧になっている方のお宅にもこういった歴史的価値のある楽器が眠っているかもしれません。たまにはお持ちの楽器が作られたいきさつや年代を調べてみるのも面白いのではないでしょうか?
