先日、中古のクラリネットの点検をしていて発見された珍しい割れをご紹介します。
なんと、管内の割れです。上管上部内側に長い亀裂が複数個所入っています。さらに、管内に水分が多くたまったせいか、上管上部付近内側の木がボコボコになっています。上管外側は全く問題ありません。
通常割れが起こる原因は、内側に水分がたまり、暖かい息等で管内温度が上昇するために管内部の木が膨張します。外側は内部よりも低温で、水分もあまり無いため膨張せず、内側からの膨張に耐え切れず割れてしまいます。ですので、暖かい部屋で練習したあとなど直ぐ冷たい廊下に出たり、寒い場所でいきなり吹き始めるということをすると簡単に割れてしまいます。
内側が割れるということは外側と内側で逆のことが起こったと考えることも出来ますが、この楽器に使われた木材の密度が低かったために起こったのかもしれません。
外側にしろ、内側にしろ割れてしまうと音色・音程に影響がでます。日ごろから楽器の吹き方、吹く環境には十分注意して大切に使ってください。
